装備資機材タクティカル・グローブ>メカニックス ウェア オリジナル MG-55

MECHANIX WEAR THE ORIGINAL COVERT MG-55

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

メカニックス ウェア

Mechanix Wear

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート) Mechanix Wear(メカニックス・ウェア)は、米国カリフォルニア州バレンシアに本社を構える大手ハンド・プロテクション・ギア・メーカーだ。 1991年、同社の代名詞となった“The Original”グローブは、半世紀以上の伝統をもち、僅か3時間足らずで500マイル(約805km)のコースを走破する過酷な自動車レース“Daytona 500(グレート・アメリカン・レース)”においてデビューした。 素手の保護という一義的な安全性能は無論、繊細な作業を可能とする機能性の高さから、同社のグローブはメカニックやピット・クルーの作業に革命を起こし、 常に最高の作業用グローブを求めるプロフェッショナル達から大きな称賛と支持を得た。

同社のグローブは、環境基準に適合した高品質な材料の選定や人間工学に基づく機能的で優れた設計により、 切創、刺創、骨折などの負傷、振動工具の使用による振動障害、さらには火炎や高熱などの露出など、日常作業で常に直面する様々な危険から素手を保護する。 今日、同社の製品は、出発点であるモーター・スポーツの世界だけではなく、機械、建設、産業、物流など、高品質なハンド・プロテクションが求められる幅広い分野に普及している。

当初は民間市場向けに製品を供給していた同社だが、その機能性の高さを認めた軍・法執行関係機関などに所属するタクティカル・ユーザーにおいても愛用者が多いことに注目し、 2010年代以降はタクティカル・ユーザーの需要に応えたタクティカル・グローブの設計製造にも進出した。 現在では、射撃競技向けシューティング・グローブ、警察官向けパトロール・グローブ、軍隊や警察特殊部隊での使用に耐えるミル・スペック準拠のタクティカル・グローブなど、 用途に応じた多種多様な製品を供給しており、同社のタクティカル・グローブは、世界各国のタクティカル・ユーザーに愛用されている。

メカニックス ウェア オリジナル コバート MG-55

Mechanix Wear The Original Covert MG-55

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート) “The Original Covert(オリジナル・コバート)”は、Mechanix Wear(メカニックス・ウェア)の代名詞である作業用グローブ“The Original(オリジナル)”を軍・法執行関係機関向けに改良したタクティカル・グローブだ。 原型となった“The Original”は、素肌の様なフィット感・使いやすさ・保護力に優れた汎用性の高いオールラウンダー・グローブであり、 代表的なモーター・スポーツ組織であるIndyCar(インディカー)・NASCAR(全米自動車競争協会)に所属するプロフェッショナル・メカニックからプライベートなサンデー・メカニック達まで幅広く愛用されている。 手の平には、柔軟性と耐久性に優れた合成皮革を採用し、縫い目を無くした一枚張りのシームレス・デザインを採用したことにより、繊細な作業も可能としている。 手の甲には、通気性が高く体にフィットする高耐久マイクロファイバー“TrekDry”素材を採用し、長時間の装着でも蒸れにくいため、涼しさを保ち、快適性を損なわない。 手首上部に備えられたTPR(サーマル・プラスチック・ラバー)クローザーには、面ファスナーを採用しているため、ワンタッチで調整しやすく、フッテイング性を向上している。 タクティカル・ユーザー向けに改良された“The Original Covert”は、基本的な仕様は“The Original”と同様だが、“Covert(隠密)”の名のとおり、 原型の派手なカラーから黒を基調とした隠密性の高いカラーに変更されている。 また、手首下部には“The Original”には設けられていない保管用のナイロン・ウェブ・ループが追加されており、カラビナなどを使用すればタクティカル・ベストなどの装身具にグローブを懸架することが可能だ。 なお、本シリーズは水洗いに対応している。 サイズは、SからXXLまでの5種類が用意されている。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲原点の“The Original”から続くMechanix Wear社製グローブの大きな特徴である“Mechanix”の意匠は残しつつ、タクティカル・ユーザー向けに派手なカラーから黒を基調とした隠密性の高いカラーに変更されている。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲手の平には、柔軟性と耐久性に優れた合成皮革を採用し、縫い目を無くした一枚張りのシームレス・デザインを採用したことにより、繊細な作業も可能となっている。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲手首上部に備えられたTPR(サーマル・プラスチック・ラバー)クローザーには、面ファスナーを採用しているため、ワンタッチで調整しやすく、フッテイング性を向上している。 手首下部には“The Original”には設けられていない保管用のナイロン・ウェブ・ループが追加されており、カラビナなどを使用すればタクティカル・ベストなどの装身具にグローブを懸架することが可能だ。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲銃器操作に際しても繊細なトリガー・フィーリングを確保しながら、確実なグリッピングが可能だ。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲手首部分に設けられた保管用のナイロン・ウェブ・ループを用いて、カラビナにグローブを懸架した状態。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲グローブの懸架には、米軍などに長年採用されている軍用ファステックスで有名なITW Nexus社製の樹脂製カラビナ“Tac Link(タック・リンク)”を用いている。 “Tac Link”は、クライミング用途のカラビナではなく、軽量かつ高強度なポリマー樹脂を用いたタクティカル・アクセサリー固定用の多目的なアタッチメント・デバイスであり、 タクティカル・ベストのウェビング・テープなど様々な部位に装着できる。 最大130kgの破断強度を有する高強度ポリマー樹脂は、太陽熱への耐性を備え、さらに現代のタクティカル・ギアでは特に重要となるIR(赤外線)低反射性能を有している。 また、可動部の要となるゲート・スプリングには、耐腐食性のステンレス・スチールが採用され、戦場など過酷な環境下における長期間の運用を考慮している。 なお、グローブのほか“Tac Link”に懸架しているのは、米国“Open Door Industries(オープン・ドア・インダストリーズ)”社製の多用途ドア・ストッパー“Wedge-It(ウェッジ・イット)”だ。 多種多様なドアを開放状態に保つよう機能的にデザインされた究極のドア・ストッパーとも評される“Wedge-It”は、ホテル業や運送業をはじめとした民間組織のほか、 救助作業を行う消防隊やEMS(救急隊)、屋内におけるCQB(近接戦闘)を伴う軍事組織や各種法執行関係機関など世界各国の様々な組織に採用されている。

Mechanix Wear The Original Glove Covert MG-55(メカニックス ウェア オリジナル グローブ コバート)

▲“The Original Covert(オリジナル・コバート)”を着用した2010年代前半の西側警察系特殊部隊所属のオペレーター。 “The Original Covert”は、繊細なトリガー・フィーリングに必須となる素肌に近いフィット感と保護性能を両立しているのが特徴であり、 一般的なタクティカル・グローブと比較して低価格であることから、米国の警察SWATチームをはじめとして各国のタクティカル・ユーザーに愛用者が多い。 頭部には、2000年代後半ころから世界各国の特殊部隊で採用されている米国Ops-Core(オプス・コア)社製“FAST バリスティック・ハイ・カット (XP)”ヘルメットを着用し、 コミュニケーション・ツールとして、PELTOR(3M Peltor Communication Solutions)社製の第三世代COMTAC(コムタック)シリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している。 バリスティック・ヘルメットに加え、顔面にはFPC(Fortress Pacific Corporation)製バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)を着用しているため、無防備な顔面を弾丸の脅威から防護することが可能だ。 ボディー・アーマー・ベストには、米国の大手タクティカル・ギア・メーカーであるLBT(London Bridge Trading)社製“6094DT”モジュラー・ラージ・プレート・キャリアーを着用し、 アリゲーター・クリップを介して胸部に装着されているのは、米国の戦術通信機器大手のAtlantic Signal(アトランティック・シグナル)社製“COMBAT”シリーズPTTスイッチ・ユニットだ。 また、プライマリー・ウェポンとして携行している4.6x30mm小口径高速弾準拠のH&K社製“MP7A1”サブ・マシンガンには、 Wilcox(ウィルコックス)社製“Aimpoint Comp-M”マウントを介して近接射撃向け光学照準器であるAimpoint(エイムポイント)社製“COMP M3”ドット・サイト、 さらに側面のレール・システムには、高輝度LEDとレーザー照準器を備えたSUREFIRE(シュアファイア)社製“X400”ウェポン・ライトを装着している。