平成23年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

イベントリポート

Event Report

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

■ Introduction

2011年8月20日(土曜日)、今年の春に長野県長野市戸隠にオープンしたばかりの新鋭インドアサバイバルゲーム フィールド“Estate(エステイト)”にて、当会主催で貸切ゲームを行いました。 “Estate”は、観光地として有名な長野県長野市北部の戸隠地区にある廃旅館を利用したユニークなフィールドです。 別館もある地上3階建ての広大な建物内には、ロビーや複数の客室、大浴場や倉庫、階段や非常梯子、複雑に入り組んだ廊下などがあり、 まさに実際の人質救出作戦や対テロ作戦など、実戦に近いCQB(近接戦闘)タクティカルシチュエーションでゲームを楽しめます。 また、一般的なインドアフィールドとは異なり、“Estate”では建物周辺の敷地も利用することができます。野外から屋内への 突入など、アウトドアゲームとインドアゲームを組み合わせた複雑な戦術でゲームを行えるのが特徴です。 さらに、元々旅館なので、大型車も停められる駐車場や簡易トイレも完備しており、当日の天候に関わらず、 終日快適なゲームが可能でした。それでは、当日の詳細は以下レポートにて!

なお、午前中の撮影会で撮影した画像は、別ページ長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会編) にて、まとめて紹介しております。


※フィールド詳細・レギュレーション等については公式ウェブサイト長野県戸隠の廃旅館フィールド「Estate」を参照願います。 また、フィールド敷地内における赤色回転灯やフラッシュバン(キャップ火薬式発火手榴弾)の使用は、 フィールド管理者様に予め許可を頂いて撮影しております。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲フィールドの利用時間は朝8時から夕方17時までなので、9時前の到着を目指して高速で一路長野に向かいます。 新潟のゲーマーにとって“Estate”の魅力のひとつは“距離が近いこと”ですね。長野と言っても戸隠は新潟との県境 に近いので、長岡付近から上信越自動車道を経由して出発しても2時間しないくらいで到着します。

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▲上信越自動車道から最寄りの信濃町ICを降りたあと、目の前にそびえ立つ山々の山腹にある戸隠スキー場付近を目指します。 閑散とした風景を見ての通り、道中は食料を買えるコンビニやスーパーなどは一切ないので、新潟方面からお越しの方は事前に準備しておくことをお勧めします。 ただ、信濃町ICのすぐ横に道の駅があるので、お土産はすぐに買えます(笑)。 今回は帰りに小腹を満たすため、道の駅でラーメンを食べました。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲山麓から戸隠スキー場付近までは、20分ほど延々と急峻な山道が続きます。と言っても、大型観光バスも多数往来する観光地なので、 道幅も広く道路環境は快適そのもの。本日は生憎の雨模様ですが、当日の天候を気にして天気予報と睨めっこしなくていいのが、 全天候型インドアフィールドのいいところ。あと、場所によっては夏場はクマさんが出るらしいので、ご注意を。 会敵しても間違ってもエアガンで応戦しないように!

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲道中の観光駐車場にてトイレ休憩。つい先日まで、連日30℃超えの猛暑日が列島を襲っていたので、SWAT装備なんて 着たら熱中症でぶっ倒れるんじゃないかと心配していましたが、全くの杞憂でした。 昨日から寒冷前線が列島を覆い、関東甲信越付近も冷夏に逆戻り。おまけに避暑地の高原地帯ということもあり、 本日の戸隠の最高気温は20℃前後。小雨と朝方の冷え込みも加わり、正直肌寒いくらいです。 恐るべし異常気象。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲山中ちょっぴり道に迷ったりしたけど(笑)、予定通り9時頃には無事フィールドに到着。 こちらは正面玄関すぐ横のロビーを利用したセーフティーゾーンです。 到着後、ここに火器装備一式を運び、早速お着替え。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲本日は当会メンバー5名とゲスト1名の計6名で終日貸切り。とりあえず今回は噂の新フィールドの下見を兼ねて、 撮影会と少人数ゲームを行いました。高そうな椅子(笑)で、セーフティーゾーンの居心地は最高です。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲まだ照明はないようですが、一面ガラス張りで日光が射すので、日中なら全く不自由はありません (写真ではカメラの露出を景色に合わせているので暗めですが、実際はもうちょい明るいです)。 ご覧の通り、人工物一切なしの大自然が広がるセーフティーゾーンからの景色も最高ですね。 さすがは観光地、中々癒されます。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲缶コーヒー片手に出動待機中のリマ隊員。普段ゲームでは陸自の野戦装備がデフォですが、今回は急襲班の人数不足のため、 エキストラで出演をお願いしました。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲今回、警察SWATや対テロ特殊部隊では基本単位となる4人1組(フォーマンセル)の1個制圧班を再現するため、 ドドーンと持ち込んだ防弾バイザー付き防弾ヘルメット。もちろんレプリカなどではなく、警視庁SITの突入班や静岡県警 銃器対策部隊のSRPなどで採用されているモデルと全く同じ実物装備です。 通常モデルより肉厚のマルチヒット(複数被弾)対応のバイザー部分は、NIJ規格レベル3Aの抗弾能力があり、トカレフ弾までならOKです。 ちょっと重いですが、極近距離での顔面被弾で痛い思いをするインドアゲームではもはや必須装備となっています。 万一仮に極悪カスタムガンゲーマーと対峙しても、BB弾の被弾では豆鉄砲レベルです(笑)。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲セーフティーゾーン内には大型ガンラックがあり、メンバーの愛銃を懸架可能。これ家にも欲しいです。 よくよく見ると全てH&Kのモデルですね。“SWAT=H&K”と刷り込まれているので、SWAT好きには堪らん光景です。

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▲本日のガンを一部紹介。東京マルイMP5ベースのH&K MP5A5対テロ部隊仕様リアルカスタム。 MP5J付属の3バーストグリップフレーム、SUREFIRE社製のM628ウェポンライトとL72レーザーサイト、 ゲームでは全く役に立たない(笑)ダミーカートを装填した実銃用の実物マガジンと実物マガジンクリップがチャームポイントです。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲こちらはヤマ所有の東京マルイMP5JベースのH&K MP5A5ゲーム仕様ハイサイクルカスタム。流行のレイルシステム装着し、 SUREFIRE社製のウェポンライトやらレーザーサイトモジュールをゴテゴテと装着しています。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲こちらはチェミー所有の台湾WE-Tech社製ガスブローバックライフルHK416オープンボルト仕様。 気温の安定した夏場はやっぱりガスブロですね。フルメタルボディーなので、実銃同様の塗装の剥げ具合も味のひとつ。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲こちらは昨年の日本海ミリフェスの抽選会で、会長が引き当てた台湾WE-Tech社製ガスブローバックライフルG39C(H&K G36C)。 M4系よりマガジンがでかくてプラ外装で覆われているため、比較的低温でも安定して動くのがいいところ。 アウトドアでは電動ガンに敵いませんが、交戦距離の短いインドアなら十分活躍します。

撮影会

Photography

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲ということで、お着替え終了。念願のフォーマンセルの完成。午前中はこのメンバーで撮影会です。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲今回は午前中の撮影会で、数百枚の写真を撮りました。こちらの別ページ“Estate”遠征(撮影会編) にて一部を紹介させて頂きます。対テロ警察特殊部隊・SWAT装備に興味のある方は、是非ご覧ください。 また、今回は写真に加えて動画の撮影も行いました。下記の動画共有サイト“YouTube”上にてご覧いただけます。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

動画(突入編)

Movie Ver.01


動画(総集編)

Movie Ver.02

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲正午には撮影会終了。フル装備で暑い中お疲れ様でした。エキストラ出演の方ご協力感謝します。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

昼食

Lunchtime

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▲午後の少人数ゲームに向けて、昼食休憩。しっかり戦闘エネルギーを補給しましょう。

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▲昼食後、各自衣装チェンジ。午前中に着用した5.11社製の難燃性アサルトスーツから、 通気性の良い米空軍フライトスーツに着替えたチェミー隊員(左)。リマ隊員(右)は軽装な陸自装備です。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

陸上自衛隊特殊部隊風装備

JGSDF SOG Operator

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▲新隊員であるエコー隊員の陸自特殊部隊風装備。88式鉄帽のレプリカを新規調達し、あとは戦闘防弾チョッキ2型 を装備すれば市街地戦闘訓練装備の完成!?

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▲エコー隊員のプライマリーウェポンは、東京マルイの89式5.56mm小銃空挺部隊仕様(折曲銃床式)。 左側セレクターとスコープマウントを追加し、ホロサイトとマグプルを装備しています。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲海外派遣任務などで装着顕示する左肩の日章旗がチャームポイント。

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▲リマ隊員のプライマリーウェポンは、お馴染みCAW社製のレミントンM24 SWS(コッキングガン)です。 インドアCQBでも狙撃銃を愛用するスナイパー魂には脱帽ですね(笑)。 自衛隊の市街地戦闘訓練などでも使用されているEAGLE社製の定番シリーズTAC-V1-NUタクティカルベスト(ODカラー)を着用しています。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲大宴会場(?)跡のシューティングレンジで弾道チェックをする陸上自衛隊装備二人組。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

警察特殊部隊風

Police SWAT Operator

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▲会長のゲーム装束。プライマリーウェポンは、WE-TechのG39C(ガスブロ)です。 セカンダリーウェポンは、EAGLE社製のSAS-MK-VホルスターにタニオコバのUSP Tactical、バックアップガンとして BlackHawk社製のCQCホルスターに東京マルイのグロック26を挿入携行しています。 ユニフォームは5.11社製のTDUジャンプスーツ、その上からEAGLE社製のTAC-V1-NUタクティカルベストを着用。 防弾バイザーは、肉厚のマルチヒット対応モデルではさすがに重いので、ゲームでは肉薄のシングルヒット対応 軽量モデルです。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

ゲームスタート

Game Start

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▲ということで午後のゲームスタートです。今回は参加者6名と少人数ですが、インドアなら少人数ゲームならではの緊迫したゲーム展開が楽しめます。 さすがにフィールドが広すぎて全館使うと大変なことになりそうなので(笑)、とりあえず最初は様子見の 1フロアでの殲滅戦ゲームです。こちらは出撃数秒前の迷彩チーム。

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▲こちらはSWATチーム。今回はシールドルール適用にしました。インドアゲームで膠着状態になりやすい階段の攻略などで 威力を発揮します。なお、写真では外付けフラッシュでバウンス撮影をしているので、室内が明るく写っていますが、 実際には窓際以外はかなり薄暗く、廊下や窓のない室内などは真っ暗な場所もあります。 よって、ウェポンライトやハンディライトなど、大出力のタクティカルフラッシュライトの携行装備は必須です。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲KSCのUSP .45 Tactical(System 7)で応戦するヤマ隊員。インドアCQBでは閉所空間での操作性に優れる ハンドガンが長物に勝る場合もあり、プライマリーウェポンとしても十分に活躍します。 バレルの長い電動ガンなどは初速が高く、至近距離で被弾すると結構痛いので(至近距離での顔面被弾は特に危険なのでフェイスガード や厚手のバラクラバの着用を推奨します)、今回は比較的初速の低いハンドガン戦をメインに行いました。

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▲次のゲームに向けて作戦会議中の面々。ポリタンクを見つけたので、ポリタンク争奪戦を行います。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲フィールドの中心地点にポリタンクを敷設します。両チームが双方の出撃地点からスタートと同時に この中心地点を目指し、先にポリタンクを奪取して自チームの陣地に持ち帰り、制限時間の最後まで陣地内に 死守したチームが勝利です。今回は2階の奥の部屋にポリタンクを敷設し、1階と3階から両チームがスタートします。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲迷彩チームとSWATチームの代表者で、双方の出撃陣地を決定するジャンケンを行います。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲別館から本館につながる1階の廊下を索敵するチェミー隊員。照明のない室内は昼間でも薄暗く、地下室は窓がないので大光量タクティカルライトは必須です。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲廃旅館というだけあり、こんな置物や動物の剥製などがフィールド内の予期せぬ場所に置いてあります。 心臓の弱いゲーマーの方は予めご注意ください(笑)。

休憩

Breaktime

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲ゲーム終了後の休憩タイム。8月中旬とは思えない過ごし易い気温なので、思ったほど疲れませんでした。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲セーフティーゾーンには自販機も完備しているので、冷たい飲み物も直ぐに買えます。 …と言いたいところですが、昨日搬入したばかりとのことで、当日はまだ稼働してませんでした(笑)。 現在は既に稼働中とのこと。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲“防弾!ムテキ!”マスクを着用したバーテンダー(笑)。 “Estate”では電動ガンやガスブローバックガンなど、各種レンタルガンやレンタルゴーグルなども用意してあるので、 手ぶらで来ても終日ゲームを楽しめます。

2011年08月20日 長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会&貸切ゲーム)

▲ということで、フィールド正面玄関前でのコスプレユニットの集合写真(!?)を最後に今回のレポートはここまで。 今回は新フィールドの下見を兼ねた少人数参加で、あまりに広すぎてゲームでは全館を使いませんでしたが、 まさしく実戦のCQBシチュエーションと同様に、上下左右の全方位警戒が必要な三次元的な戦闘が楽しめました。 また、“Estate”は隣県の新潟からのアクセスも大変良く、今後の発展を大いに期待したい素晴らしいフィールドでした。 是非ともまた使用させて頂きたいと思います。それでは、次回レポートまで!


なお、午前中の撮影会で撮影した画像は、別ページ長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影会編) にて、まとめて紹介しております。警察特殊部隊装備がお好きな方は、是非ともご覧ください。

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