平成24年03月15日 グアム遠征2日目 TORI(Tactical Operation Range Inc)2/6

イベントリポート

Event Report

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

2012年03月15日 グアム実弾射撃遠征2日目 TORI(Tactical Operation Range Inc)

▲射台からの眺め。広々としたシューティングレンジで、通常のターゲットシューティングのほか、移動しながらのCQBタクティカルトレーニングも行えます。

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▲机上にズラッと銃と弾薬を並べます。ガンマニアには堪らない光景です。

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▲マガジンにカートリッジを装填します。

SIG SAUER P226 セミ・オートマチック・ピストル

SIG SAUER P226 Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum

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▲ここで本日実射する銃のおさらいです。まずは定番の9mmコンバット・オートマチックであるSIG SAUER P226。 昨日、GOSRでも実射したSIG SAUER P226 Railの初期型ノーマルフレームモデルです。 私はどちらかというとレイルのないこのノーマルフレームモデルの方がシンプルでカッコよく見えるので好みです。

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▲軍用モデルの装弾数は15発ですが、付属していたマガジンは銃規制に対応した装弾数10発仕様でした。

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▲装填中。

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▲装填完了。

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▲今回も実射の様子を動画で撮影したので、是非動画でもお楽しみください。

SIG SAUER P226 セミ・オートマチック・ピストル

SIG SAUER P226 Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum


Beretta 92 Elite I セミ・オートマチック・ピストル

Beretta 92 Elite I Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum

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▲こちらも定番中の定番であるベレッタ92FSのバリエーションモデル“ベレッタ92 Elite I”。口径は9x19mm。 基本的な仕様はベースモデルの92FSと同様ですが、耐久性を増した肉厚のブリガーディアスライドとステンレスバレル、 ロックタイムの短縮で射撃応答性を増した軽量なスケルトンハンマーの搭載など、射撃競技やタクティカルシーンに適した改良が施されています。

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▲昨日、GOSRで92FSを実射したので、TORIではレンタルする予定はなかったのですが、事務所でのガン選びで一目惚れして急遽レンタルリストに追加。

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▲日本でも各都道府県警察の特殊班捜査係(SIT)で同系列の92FS Vertecが制式採用されています。

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▲早速、実射。

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▲トリガーを絞ると「タンッ!!」と小気味良いリコイルが伝わり、ベレッタ92FS特有の撃ち易さは健在です。

Beretta 92 Elite I セミ・オートマチック・ピストル

Beretta 92 Elite I Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum


Glock 17 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 17 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum

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▲オーストリアのグロック社が開発した傑作ポリマーフレーム・オートマチック・ピストルである“グロック17”。 こちらはグリップフレーム先端にピカティニーレイルを装備するなどの改良を施した第三世代モデルです。

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▲従来の伝統的なメタルフレームオートの概念を覆し、ポリマーなどの軽量で耐久性の高い工業用シンセティック素材をグリップフレームに採用、 さらにハンマーレス仕様のストライカー内蔵方式で凹凸の少ないデザインやマニュアルセーフティを排除した徹底的なシンプルさを追求しながら、 “セーフアクション”など安全性の高い独自の内部撃発機構の採用によって、軍用拳銃に求められる即応性と安全性の高さを両立しています。

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▲グロック17は1980年に本家オーストリア軍に制式作用された後、アメリカ市場での販売が開始されると、 シンプルな操作性や高い安全性、装弾数17発というハイキャパシティながら軽量であることなどが評価され、相次いで全米の法執行関係機関で制式採用されました。 現在主流となったポリマーオートの先駆的モデルです。

Glock 17 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 17 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum


Glock 21 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 21 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge .45 ACP (11.43×23mm)

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▲全米で大ヒットしたグロックシリーズは、その後も口径やサイズ別に多種多様なバリエーションを展開。 コルトM1911シリーズなどアメリカで根強い人気のある.45ACPカートリッジに対応したのが、この“グロック21”です。

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▲口径が異なること以外の基本的な仕様はグロック17と同様です。

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▲大口径の.45ACPカートリッジに準拠しながらダブルカラムマガジンの採用により、装弾数13発という強力なファイアーパワーを有しています。 その反面、9x19mm口径に準拠したグロック17に比べて、グリップはやや太めですが、実際にグリッピングすると特に違和感もなく気になるほどではありませんでした。

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▲それでは実射。明らかにグロック17よりもリコイルは大きいのですが、同じ.45ACPに準拠したコルトM1911シリーズに比べて撃ち味は非常にマイルドで、 連続して数十発撃っても特にストレスを感じませんでした。

Glock 21 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 21 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge .45 ACP (11.43×23mm)


Glock 26 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 26 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum

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▲上記フルサイズグロックとは対照的なコンパクトモデルの“グロック26”。 護身用や私服捜査官などに使用されるコンシールド・キャリー(秘匿携帯)ピストルとして開発され、グロックシリーズの最小最軽量モデルです。

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▲グロック26は全長約160mm、重量約560gと小型軽量な本体ながら、フルサイズピストルで使用される高威力な9x19mmカートリッジに準拠しており、 他のグロックシリーズと互換性のあるダブルカラムマガジンの採用によって、装弾数10発というコンシールド・キャリー・ピストルとしては強力なファイアーパワーを両立しています。

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▲グロック26と.45ACPに準拠したグロック21を並べてみました。全長、全高ともに小さく、その携帯性の高さが見て取れます。 さらにグロックの凹凸の少ないシンプルなデザインは、衣服の下に隠しこむコンシールド・キャリーには最適で、他のグロックシリーズ同様、 特にアメリカのローエンフォーサー(法執行官)に人気です。

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▲今回レンタルした3種類のグロック。左からグロック21(.45ACP)、グロック17(9x19mm)、グロック26(9x19mm)です。 ベースデザインや内部メカは共通しているので、操作性やメンテナンス性に大きな違いはありません。

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▲グロック26のマガジンへの装填作業。本来はコンシールド・キャリー・ピストルですが、 その携帯性の高さから対テロ特殊部隊や警察SWATなどでは非常用のバックアップ・ピストルとして採用されることもあります。 その小型軽量な本体からリコイルが強いものと勝手に想像していたのですが、 小指の納まるフィンガーチャンネル付きのマガジンも相まって、リコイルなどの撃ち味はフルサイズグロックと特に大きな差は感じられず、非常に撃ち易いです。 コンシールド・キャリー・ピストルとして、これほど頼り強いモデルはないのではないでしょうか。

Glock 26 セミ・オートマチック・ピストル

Glock 26 Third gen model Semi-automatic pistol / Cartridge 9×19mm Parabellum


Kimber Tactical Pro II セミ・オートマチック・ピストル

Kimber 1911 Pistol Csutom Tactical Pro II Semi-automatic pistol / Cartridge .45 ACP

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▲ニューヨークを拠点とするキンバー社製1911ピストルカスタム“タクティカル・プロII”。 こいつも当初撃つ予定はなかったのですが、昨日のGOSRでフルサイズのキンバー1911カスタム(Kimber TLE CUSTOM II、Kimber SIS CUSTOM)を撃った後だったので、コンパクトモデルの1911も撃ちたくなって急遽追加レンタルしました。

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▲フレームは軽量なアルミニウム、スライドと4インチのマッチグレードバレルにはスチールを採用したコンシール・ドキャリー向けのコンパクト1911ですが、 フルサイズ1911と同じく装弾数7発の火力を備えているため、デューティーピストルとしても十分使用できる性能を有しています。 ダブルダイアモンドの造形が美しい木製グリップパネルが渋い味を出しています。 ちなみに本銃の米国での定価は約1,300ドルです。

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▲大粒の.45ACPカートリッジを装填。単純なシングル・カラム・マガジンなので、装填作業は非常に楽です。

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▲うーん、やっぱり小さい。バレルの長さが1インチ短くなるだけでも、随分と印象が変わるものです。

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▲早速実射。.45ACPカートリッジ特有の重たい反動が腕に伝わりますが、5インチバレルのフルサイズ1911と劇的な違いがあるかと聞かれるとよく分かりません…(汗)。 交互に撃ち比べれば、微妙な違いも分かるかもしれません。バレルが短くなった分、もっと撃ち難くなるのかと思ったのですが、かなり撃ち易かったですね。

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▲ターゲットに開いた弾痕をテープで補修します。

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▲9mmパラベラムよりも、明らかに.45ACPの弾痕の方が大きく、容易に判別できます。

Kimber Tactical Pro II セミ・オートマチック・ピストル

Kimber 1911 Pistol Csutom Tactical Pro II Semi-automatic pistol / Cartridge .45 ACP

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