■ Introduction
先月の高田駐屯地創設60周年記念行事に引き続き、今年は初めて新発田駐屯地創設記57周年念行事に行ってきました。 陸上自衛隊東部方面隊が担任する新潟県には、上越市の高田駐屯地と新発田市の新発田駐屯地の2箇所に駐屯地が所在しています。 今回の新発田駐屯地には、主に東部方面隊第12旅団隷下の第30普通科連隊などが駐屯し、下越地方及び中越地方の防衛警備と災害派遣を任務 としています。東部方面隊の基幹兵力である第12旅団は陸上自衛隊で唯一の空中機動性を高めた即応近代化旅団であり、完全自動車化に加えて、 ヘリコプターによる空中機動展開能力を重視した部隊で、記念行事で行われる模擬戦闘訓練などでもその特徴を垣間見ることができます。 新発田城の跡地に旧日本陸軍が駐屯したという歴史性から、戦後の自衛隊もそのまま 新発田城跡地に駐屯し、駐屯地の門や隊舎の一部などには白壁があしらわれ、城を意識したデザインとなっています。 このような立地から、新発田駐屯地は駐屯地敷地内から間近に城が見える数少ない駐屯地となっています。
補足:駐屯地の詳細は陸上自衛隊東部方面隊第12旅団公式サイトにてをご覧ください。
▲最寄りの臨時駐車場に車を止め、新発田駐屯地までは自衛隊が用意した臨時送迎バスで向かいます。
▲駐屯地に到着すると、本番前の儀仗隊の姿を発見。隊員が手にしているのはM1ガーランドライフルです。
▲さらに式典会場に進むと、既に本番直前の音楽隊がスタンバイ。
▲到着が少し遅れ、式典開始は間近。一般用のスタンド席は既に満員なので、立ち見で式典を見学します。
▲部隊は既に整列済み。
▲式典開始を待ちます。
▲部隊指揮官である幹部自衛官は、自衛用に配備されているミネベア社製の9mm機関拳銃を把持。
▲式典開始直前には来賓が会場に到着。特別司法警察職員であるMP(警務隊)が厳重にエスコートします。
▲式典開始直前。中央の来賓席付近には日章旗を手にした隊員がスタンバイしています。
▲89式5.56mm小銃を立て銃の姿勢で把持する隊員。弾倉は装着されていません。
▲いよいよ式典開始。
▲執行者である駐屯地指令が臨場し、栄誉礼を行います。
▲挙手敬礼がキマっています。
▲音楽隊が巡閲の譜を演奏するのと同時に、車両に乗車した執行者による巡閲が開始されました。
▲執行者の通過に合わせて頭を右から左に動かし、最大45度の位置で頭を止める頭右の敬礼を行います。
▲73式新小型トラックの助手席に立つ執行者(駐屯地指令)。後部座席には部隊指揮官が乗車しています。
▲見事な演奏を披露する音楽隊。
▲駐屯地敷地内の新発田城三階櫓を背後に整列する部隊。まるで戦国時代にタイムスリップした戦国自衛隊を連想するこのような光景を目にすることができるのが 新発田駐屯地の面白いところです。
▲整列休めの姿勢で執行者訓示に耳を傾けます。
▲今日は天候にも恵まれ、絶好の駐屯地祭日和です。背後の山々もキレイに見えます。
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