
ハッチ・コーポレーションHatch Corporation
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ハッチ ケブラー フライト KFG1000Hatch Kevlar Flight KFG1000米国の大手プロテクトギアメーカー“HATCH(ハッチ)”社製 の“ケブラーフライトグローブKFG1000”。 フライトグローブは戦闘機パイロットなど、主に航空機搭乗員用にデザインされた専用グローブの総称である。 フライトグローブは操縦機器の操作に支障をきたさないよう一定のグリッピング性能を保ちながら、 細かな作業にも対応できるように通常のレザーグローブなどに比較して薄手の生地が用いられている。 また、機内火災などにも対応できるよう生地には難燃繊維であるノーメックスなどが用いられ、耐熱性に優れているのも特徴だ。 元来、米軍をはじめとした航空機搭乗員向けに支給されていたフライトグローブだが、 これらのフライトグローブの有する優れた性能は地上で活動する対テロ特殊部隊のニーズと合致した。 ノーメックス生地のフライトグローブは、燃焼後に高温となるスタングレネードの使用や熱溶断などのサーマルブリーチングによる突入など、 高温の熱源から素手を保護するヒートプロテクションに適していたのだ。 また、現在のように特殊部隊向けに専用設計されたタクティカルグローブが満足に存在しなかった当時、 繊細な作業に適したフライトグローブは確実な銃器操作やトリガーフィーリングを求める対テロ特殊部隊や警察SWATなどの タクティカルオペレーターに好んで使用され、後のCQBオペレーション向けタクティカルグローブのデザインに大きな影響を与えた。 ハッチの製造する“KFG1000”は、完成度の高いフライトグローブのデザインをそのままに、CQBオペレーター向けに細かなモディファイを加えたモデルだ。 生地には抗弾素材として有名な100%のアラミド繊維系ブラックケブラーが用いられ、優れた耐切創性能に加え、高熱や火炎に対して摂氏400℃以上の難燃性能を有する。 これらのケブラー繊維は強度を高めるためにダブルステッチ加工で補強されている。 パーム(掌)部分には柔らかさが特徴のカウハイド(生後2年を経過した牝牛の皮革)が用いられ、高いグリッピング性能を保持しながらグローブを着用していても素手の感覚に近い細かな作業が可能だ。 フライトグローブの完成形のひとつである“KFG1000”は、各国の対テロ特殊部隊や警察SWATにおいて使用されている。 |
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▲“KFG1000”を装着した警察戦術部隊所属の捜査員(司法警察職員)。日本警察向けに吊環(ランヤード・リング)が追加装備された38口径官用回転式拳銃であるS&W社製M37 Airweight(エアウェイト)を構えている。 秘匿携帯性に優れた小型なボディフレーム素材には軽量なアルミニウム合金を採用しており、装填弾薬を除くM37の本体重量は420g程度しかない。弾薬は小型回転式拳銃としては定番の“.38 Smith & Wesson Special”に準拠しており、弾倉装弾数は5発だ。 手首部分まで覆うアラミド繊維(ケブラー)による必要十分なヒートプロテクションとカットプロテクション能力を有しながら、薄手の生地と柔らかな牛革パームにより、繊細な指先操作が可能なフライトグローブは、弾薬の装填やラッチ操作など細かな操作が求められる小型回転式拳銃の使用においても大きな支障がない。 |
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