■ Introduction
2011年11月26日(土曜日)、今年の春に長野県長野市戸隠にオープンしたばかりの新鋭インドアサバイバルゲーム フィールド“Estate(エステイト)”にて、夏に引き続き当会で1日貸切ゲームを行いました。 “Estate”は、観光地として有名な長野県長野市北部の戸隠地区にある廃旅館を利用したユニークなフィールドです。 別館もある地上3階建ての広大な建物内には、ロビーや複数の客室、大浴場や倉庫、階段や非常梯子、複雑に入り組んだ廊下などがあり、 まさに実際の人質救出作戦や対テロ作戦など、実戦に近いCQB(近接戦闘)タクティカルシチュエーションでゲームを楽しめます。 また、一般的なインドアフィールドとは異なり、“Estate”では建物周辺の敷地も利用することができます。野外から屋内への 突入など、アウトドアゲームとインドアゲームを組み合わせた複雑な戦術でゲームを行えるのが特徴です。 さらに、元々旅館なので、大型車も停められる駐車場や簡易トイレも完備しており、当日の天候に関わらず、 終日快適なゲームが可能でした。それでは、当日の詳細は以下レポートにて!
なお、ゲームの合間に撮影したコスプレ画像は、別ページ長野インドアCQBフィールド “Estate”遠征(撮影編)にて、まとめて紹介しております。
※フィールド詳細・レギュレーション等については公式ウェブサイト長野県戸隠の廃旅館フィールド「Estate」を参照願います。
▲フィールドの利用時間は朝8時から夕方17時までなので、9時ぐらいの到着を目指して高速で一路長野に向かいます。 本日、新潟は朝から小雨が降り続いており、既に冠雪のある長野方面の天気がやや心配…。
▲北陸自動車道の柏崎付近。11月も末ですが、紅葉は見ごろでした。心なしか空も晴れてきたような…。
▲上信越自動車道を経由し長野に入ると、曇り空が一変。爽快な秋晴れです。とりあえず一安心。
▲ところが高速上で朝方に大型トラックが絡む大規模な死亡事故があったようで、 この信濃町ICを境に朝から上信越道は全面通行止めでした。観光や運送で長野市方面に向かう人々は、 ここ戸隠で一般道に強制降車です。ふぅ…あぶないあぶない。ただ、このせいでIC付近は大渋滞。 暇なので窓から山の写真をパチり。
▲トロトロと500m進むのに20分もかかりましたが、なんとか渋滞を脱出。一路、フィールドを目指します。
▲戸隠スキー場を目指して20分ほど山道を進みます。予想通り、僅かながら雪が積もっていました。 気温の低い朝方は凍結もしているので、この季節スタッドレスタイヤは必須です。 ゆっくり安全運転でいきましょう。
▲イレギュラーが重なり大分予定より遅れましたが10時には現地到着。夏のゲーム以来の再訪です。
▲ううぅ〜寒い…。体感ですが昼も近いのに10℃ないです。地面には小麦粉のように溶けずに状態を 保ったさらさらスノーパウダーが。重い湿り雪に慣れきった新潟県人には見慣れない光景ですね。
▲予定が押しているので、とりえず着替えます。
▲ガラス張りのセーフティーゾーンからは付近の山々を一望できます。本日は絶景なり。
▲本日はチェミー隊員と会長の二人で装備を合わせてガスマスクデビュー。SASっぽい感じをイメージです。
▲さすがに一人では大変なので、バディー同士で装備チェックです。SAS CRWなどでも採用されていたS10 レスピレーターにアンチフラッシュ(対閃光)ダークレンズを装備。その上から難燃性ノーメックスフードを 着用しています。さすがに少し息苦しいですが、このキツイ寒さをしのぐ防寒着としては丁度いい感じです。
▲最後に撮るのは面倒臭いので、ゲーム前にさっさと集合写真を撮ります。エントランス前に全員集合。
▲「はいチーズ」でパチり。前回と同じく、今回もメンバー5名とゲスト1名の6名でゲームを行います。
▲「ステンバイ、アップ!」でもう1枚パチり。本日はお相手のほど、宜しくお願いします!
▲リマ隊員のプライマリーウェポンは、先月の秋の陣で初投入した海外製フルメタル電動ガンA&K MINIMI M249 MK-I。 老舗ガンショップ“フォートレス”にて、9.6Vハイサイクル・高耐久カスタムを施しています。
▲陸自の新迷彩装備にこだわるエコー隊員は、プライマリーウェポンとしてRASを装着した東京マルイ次世代電動ガン M4A1カスタムを装備。セカンダリーウェポンとして、Y字型レッグハーネスが特徴的なブラックホーク社製の SERPAタクティカルホルスターシステムに東京マルイ製ガスブローバックガンSIG P226 RAILを装備しています。
▲警察SWAT装備にこだわる会長ですが、本日は警察対テロ部隊っぽさを強調した感じに。 同じみ5.11 Tactical社製HRTジャンプスーツに、アンチフラッシュダークレンズ付きのS10レスピレーター と専用ノーメックスフードを装備。ヘッドセットはPELTOR社製SWATTACノイズキャンセリング通信システム。 ボディーアーマーは、マーシャルをはじめとして米国の各種法執行機関所属特殊部隊でも採用されている RBR Tactical Armor社製U-TAC 600タクティカルボディーアーマーシステム。近年主流のモジュラーウェビングシステム を採用した最新モデルで、内蔵ソフトアーマーはNIJ規格クラス3Aの抗弾能力があります。
▲SAS CRWをリスペクトした装備でM4系などのゲテモノを使うなど言語道断。 対テロ特殊部隊といったらH&K MP5以外に選択肢なし! といわけで本日もMP5しか使いません。
▲今回もゲームの合間にフル装備でコスプレ撮影を行いました。こちらの別ページ“Estate”遠征(撮影編) にて一部を紹介させて頂きます。対テロ警察特殊部隊・SWAT装備に興味のある方は、是非ご覧ください。
▲前回はゲーム中の様子をお伝え出来なかったので、今回はRBR社製コンバットヘルメットに装着したNVGマウント にカメラを装備。ちょっとハイマウントですが、スポーツシーン用のヘルメットマウント小型カメラを買うほど 余裕はないので、即席カスタムでご勘弁を。
▲てなわけで、時間は短いですが午前のゲームスタートです。
▲最初のゲームは、手始めに1フロアに限った2チーム対抗(SWAT装備 VS 迷彩装備)の殲滅戦です。
▲東京マルイ次世代電動ガンG36C CUSTOMで応戦するチェミー隊員。
▲迷彩チームも奮戦。この他にも午前中のゲームでは、攻守対抗の人質救出ゲームなどを 行いました。ヘルメットカメラで撮影した戦闘の様子は下記動画をご覧ください。
▲お腹も空いてきたので、ランチタイム。しかし、装備を脱いで汗が引くと、冬の寒さが身にしみます。
▲寒さに負けず、午後のゲームに向けて、しっかりエネルギーを補給しましょう。
▲午後のコッキングガン戦に備えて東京マルイ製エアコッキングガンMP5A3を手にするチェミー隊員。 やっぱり、MP5の旧型フレームとハンドガードもセクシーですねぇ〜(笑)。
▲ハンドガン戦に備えて、オプションデバイスの装着によりプライマリーウェポン化した東京マルイ電動ハンドガンH&K USP。オプションの100連射 ロングマガジンでハンドガンの火力不足を補い、USP独自規格のフロントスロットレールには実銃用のSUREFIRE社製“MR09” 20mm規格レールアダプターマウントを装着。さらにオプションのUSP対応リモートスイッチを追加した レーザーサイトモジュール内蔵“X400”ウェポンライトを装着。
▲まずはコッキングガンオンリーの殲滅戦。自らの力が尽きない限り、この寒さにも動じない無限のパワーを持つ 最終兵器です。ガスやバッテリーがへたる冬場には、特に重宝します。また、多弾数の電動ガンとは異なり、 連射や速射がきかないので、マンネリ化したゲーム展開打開にもコッキング戦は有効ですね。
▲ここは3階の客室が居並ぶ廊下。東京マルイ製エアコッキングガンSOCOM Mk23ピストルを手に進みます。
▲敵が待ち伏せできる死角が四方にあるので、慎重にクリアリングする必要があります。
▲客室同士は床の間部分の壁がぶち抜かれており、全室が迷路のように繋がっています。
▲東京マルイ製エアコッキングガンVz61スコーピオンで武装したエコー隊員。
▲階段はCQBでも特に危険なポイントのひとつなので、注意を怠れません。
▲次のゲームでは、東京マルイ製ボルトアクションエアーライフルであるL96 AWSに持ち替えたチェミー隊員。
▲至近距離で撃ち合います。
▲防弾バイザー越しの狙撃には無理があるようです(汗)。
▲迷彩チームもバリケードを隔てて応戦します。
▲激戦の末、とうとう部屋の隅まで追い詰められました。
▲ついに無念の被弾。残念!
▲マルイSOCOM Mk23とKSC USP .45 TacticalのH&Kピストル2ハンドで応戦するヤマ隊員。 一応コッキング戦ですが、寒さでほぼまともに動かないガスブローバックも戦力外として使用可としました。
▲ハリウッド仕込みの2丁拳銃スタンスでまともに当たるはずもなく、あっさり被弾(笑)。
▲せっかくなので終盤は、野外限定の通常殲滅戦を行いました。
▲フィールド周辺の敷地の随所にバリケードが敷設されているので、市街地戦闘気分で楽しめます。
▲野外では野戦装備の迷彩チームの方が利がありますが、SWATチームも負けじと奮戦します。
▲撃ち合いの末、双方相撃ちに。終盤の野外でのゲームは、下記動画でご覧いただけます。
▲ということで、今回のレポートはここまで。 今回はフィールドがオフシーズンで閉鎖となるラストウィークでしが、心配した悪天候や降雪もなく、 無事に全ゲームを終えることができました。インドアの特性を生かした様々なゲームシチュエーションやコスプレ撮影が 楽しめるフィールドで、インドアゲーマーや特殊部隊装備ファンには堪らないフィールドです。 是非とも今後も利用させて頂きたいですね。それでは、次回レポートまで!
なお、ゲームの合間に撮影したコスプレ画像は、別ページ長野インドアCQBフィールド“Estate”遠征(撮影編) にて紹介しております。警察特殊部隊装備がお好きな方は、是非ともご覧ください。
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