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平成26年4月19日 高田城百万人観桜会高田自衛隊市中パレード
イベントリポート
Event Report
■ Introduction
平成26年4月19日（土曜日）、新潟県上越市の春の名物であり、日本三大夜桜のひとつに数えられる高田城百万人観桜会開催中の高田公園において、 上越市高田地内に駐屯する高田駐屯地所属部隊（第5施設群及び第2普通科連隊）が公道における市中パレードを実施しました。 同市で41年ぶりの実施となった昨年に続き、今年も高田駐屯地に所属する隊員約160名と82式指揮通信車や軽装甲機動車を含む23両の車両部隊が参加。 9mm機関拳銃や89式5.56mm小銃を携行した行進部隊は、高田駐屯地と新発田駐屯地の合同音楽隊に先導され、旧軍司令部通りから高田公園内の県道約400mを行進しました。 今年はパレード実施の3日前に地元労働組合や社民・共産といった政党支部、弁護士有志の会など全14の市民団体代表が上越市役所を訪れ、 副市長に対してパレードの中止を求める要請書などを提出し、「武装した自衛隊のパレードは威圧感があり、ゆっくり花見を楽しめない。 また、上越市の非核平和友好都市宣言の主旨に反する。」などとパレードの中止を求めていました。 市民団体からの中止要請はあったものの、当日は晴天に恵まれたなか予定どおりパレードが実施され、 郷土部隊である高田自衛隊に慣れ親しんだ沿道の市民からは、通過する自衛隊員に対して温かい拍手や声援が送られていました。 今回も当日のパレードの様子をお伝えします。
▲パレード開始直前。今年は昨年と観覧場所を変更して観閲台（トラックの荷台）の近くに陣取りました。
▲観閲台にいる執行者に向け、89式5.56mm小銃で捧げ銃の姿勢を執り、栄誉礼を行う隊員。
▲高田駐屯地と新発田駐屯地の合同音楽隊が登場。このまま沿道に待機し、演奏を続けます。
▲先導車の73式新小型トラック（1/2tトラック）が日章旗を掲げて、観閲台の前を通過します。
▲先導車に続いて、部隊指揮官が乗車した車両が通過。助手席に立った部隊指揮官は大声で「頭（かしら）」の号令を発して右手を伸ばし、 続いて「右」の号令をかけると同時に、観閲台に向かって敬礼を行います。
▲今日は春らしい穏やかな天候で、正にパレード日和です。
▲続いて普通科部隊が徒歩行進。指揮官以外の隊員は、89式5.56mm小銃を携行。弾倉は外されています。
▲威風堂々とした一糸乱れぬ行進が披露されます。
▲幹部自衛官は、自衛用の9mm機関拳銃を携行。しっかり25連装弾倉も装着されています。
82式指揮通信車
Komatsu Type 82 CCV（Command Communication Vehicle）
▲徒歩行進部隊に続いて、82式指揮通信車を先頭に普通科の車両部隊が登場。
▲今年は例年より桜が残っており、桜舞う中でのパレードとなりました。
▲残念ながら車載の12.7mm重機関銃は装着されていません。幕僚は9mm機関拳銃をしっかり装備。
軽装甲機動車
Komatsu LAV（Light Armoured Vehicle）
▲続いて普通科部隊の足として定着した軽装甲機動車が車列をつくります。
▲こちらも固定の銃架に5.56mm機関銃MINIMIを装着することができますが、今回は装備していません。
▲普通科に続き、「災害派遣」のプレートを装着した施設科の車両部隊が続きます。
1トン半救急車
1.5t Ambulance
▲73式中型トラックがベースとなっている1トン半救急車。内部に4床の簡易ストレッチャーを備え、主に野戦において負傷した傷病人を搬送しますが、 大規模災害などの災害派遣活動においても活躍する車両です。
▲災害派遣時に活躍する施設科部隊保有の大型工作車両が続きます。
▲車両部隊が通過した後、沿道に待機していた高田駐屯地と新発田駐屯地の合同音楽隊も行進開始。
▲行進しながら見事な演奏を披露してくれました。
動画
Movie
▲今年は天候にも恵まれ、41年ぶりの開催となった昨年に続いて沿道には多くの市民が集まりました。 この調子で観桜会の恒例行事として毎年続けてほしいですね。それでは！
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