▲午前中の演習終了後、午後は御殿場市の観光拠点として富士山の情報発信と自衛隊との交流を目的につくられた「富士山樹空の森」へ行ってきました。 防衛省の補助を受けて建設された大型施設で、富士山に関する情報展示をはじめ、ビジターセンターには自衛隊グッズを大量に取り扱う土産店も設置されています。
▲「自衛隊との交流」を謳うだけあって、広場の一角には自衛隊機(UH-1H)の展示スペースがありました。
▲機体を近くで良く見ると、色々な文字が書いてあって中々面白いです。
▲展示パネルにはこの機体の由縁の詳細が記載。供与ではなく、あくまで貸与なんですね。
▲プチ観光を終え、夜間演習の観覧のため18時前には、再び演習場へ移動。
▲演習区画内には夜間演習に参加する機甲車両が整列しています。
▲オーロラビジョンも夜間演習仕様。日もだいぶ暮れて薄暗くなってきました。
▲夜間演習では基本的に照明機材を使用せず、部隊は暗視装置などを用いて想定状況を実施するため、日没後の演習場内は真っ暗。 実弾射撃には曳光弾を使用し、弾道の軌跡を肉眼で確認することができます。
▲待機中の89式装甲戦闘車。観客の肉眼では車両の姿が全く見えないため、参加車両の上面には各車両の位置を示すシグナルライトが設置されています。
▲74式戦車も射撃体勢。
▲突如、観客にざわめきが…。演習場内を小鹿が疾駆しています。
▲自衛官もつい振り向いて注目。富士山麓の演習場ならではの珍客ですね。
▲さて、定刻を迎えていよいよ待望の夜間演習開始! …かと思ったのですが、なんと濃霧によって視程が悪く、標的が確認できないため急遽実弾射撃が行えないとのアナウンスが…。 その後、射撃は実施せず、射撃要領のみ音声で実施し、あっという間に夜間演習は終了しました。 観客からは落胆の声が上がり、殆どの方が夜間演習の終了を待たずに早々に撤退。 非常に残念ではありますが、またの機会に期待です。
▲せっかく富士山まで来てこのまま新潟へ帰るのも勿体無いので、最終日はプチ観光。富士山麓に位置する山梨県忍野村の観光名所であり、富士山の湧泉群として有名な忍野八海に行ってきました。
▲忍野八海は富士山の雪解け水が約20年という長い歳月をかけて地価の岩盤の中でろ過され、その湧水が合計8箇所の泉をつくっていることから八海の名で呼ばれています。
▲その特異な自然現象と湧泉の美しさから1934年に国指定の天然記念物に指定され、1985年には環境省の名水百選に選定、そして2013年には富士山の構成資産の一部として世界文化遺産に登録されました。
▲長年の歳月をかけてろ過された湧水は驚くほど透明度が高く、非常に美しい景観をつくります。
▲現在は観光地化が進み、修学旅行の学生団体やアジア系の外国人観光客が多いのが印象に残りました。
▲最後は森林限界線に位置し、天地の境とも呼ばれる富士山五合目駐車場までやってきました。
▲富士スバルラインによって車でも手軽に立ち寄れることから観光や富士登山の起点として有名です。
▲天気が良ければ目の前に雄大な富士山頂を拝むことができます。
▲レストランで昼食を楽しみ売店などを巡った後、最後に山岳信仰の霊地として今より千年以前の承平七年に創建されとされる小御嶽神社をお参りして今回の旅を締め括ります。 最後は完全に観光で自衛隊と全然関係ありませんでしたが(汗…)、ここまで御一読いただき、ありがとうございました。それでは次回レポートまで!
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