平成28年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会(ゲーム本編)

イベントリポート

Event Report

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

■ Introduction

2016年8月16日(火曜日)、新潟県妙高市にオープンした新鋭インドアサバイバルゲームフィールド“ICF SVG”の平日定例会に参加してきました。 “ICF SVG”は、観光地として有名な新潟県妙高市妙高高原にある廃業した観光リゾートホテルを利用したユニークなフィールドです。 地上4階建ての広大な建物内には、ロビーや複数の客室、大浴場や厨房、階段や非常梯子、複雑に入り組んだ廊下、無数の配管が張り巡らされたボイラー室などがあり、 まさに実際の人質救出作戦や対テロ作戦など、実戦に近いCQB(近接戦闘)タクティカルシチュエーションでゲームを楽しめます。 また、一般的なインドアフィールドとは異なり、“ICF SVG”では建物周辺の敷地もゲームフィールドとして利用することができます。 野外から屋内への突入など、アウトドアゲームとインドアゲームを組み合わせた複雑な戦術でゲームを行えるのが特徴。 さらに、元々がホテルなので、大型車も停められる駐車場や簡易トイレも完備しており、当日の天候に関わらず、終日快適なゲームが可能です。

参加自由の平日定例会である当日は、お盆休みシーズンということもあって県内外から約60名もの参加者が集まり、白熱のゲームが展開されました。 当会からは会長とチェミー隊員の2名で定例会前日夕方に急遽参加を決定。数年ぶりに参加する本格的なゲームということもあり、 “ゴーグルがない”、“弾がない”、“ガスがない”、“そもそも銃がない”といった数々の致命的な準備不足もありましたが、消耗品や装備品の現地販売の完備があったため、楽しく快適な一日を過ごすことができました。 それでは、当日の詳細は以下レポートにて!


なお、フィールドの施設概要は、別ページ新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会(フィールド探索編)にて紹介しております。


※本ページで紹介しているゲーム内容やルール設定、施設概要等は2016年8月時点のものであり、最新のフィールド詳細・レギュレーション等については“ICF SVG”公式ウェブサイトを参照願います。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲開門時間である午前8時過ぎには現地到着。かなり山道を登るものと思っていたのですが、幹線道路である国道18号線から流出し、山道を登ること僅か数分で到着可能なため、想像以上に交通の便が良いです。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲この看板が目印…というか道中には建物が見当たりませんので、看板を見ずとも一発で分かります。

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▲やっぱりでかいですねぇ。付近1kmには人の住む建物が見当たらず、ゲームをするには最高の立地です。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲看板のとおり、元々は1970年代に観光リゾートホテルとして建設された「妙高高原赤倉ニューホテル」です。

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▲債務超過に陥った経営元の佐渡汽船が格安で売却した県内の赤字経営施設のひとつで、スキーブームが到来したバブル期には賑わったそうですが、時代の流れには逆らえず2012年ころに営業を終了しています。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲正面玄関の風除室空間が受付となっています。まずは混む前に早めに受付を済ませましょう。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲BB弾やガスなどの消耗品だけでなく、ゴーグルやローダー、マーカー、電動ガンやバッテリーなどサバゲーに必要な最低限のアイテム殆どを販売しており、最悪手ぶらで行ってもゲームに参加できます。 急遽参加を決めた数年ぶりのゲームで準備不足だったため、BB弾とローダー、ゴーグルなどは現地で購入。助かります。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲風除室内には簡易的な更衣室も設置されており、女性でも安心して参加できます。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲正面玄関前のセーフティーゾーン。屋根が設置されているため、日差しの強い日や雨の日でも安心です。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲同所には大型のテントも設営されています。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲出撃準備中。定例会は基本的に午前9時45分からミーティング、午前10時からゲーム開始です。

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▲セーフティーゾーンには机や椅子は無論、愛銃を立掛けておくガンラックも随所に設置されていて便利です。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲同伴したチェミー隊員はグリーン系のLE風装備でまとめています。本日のプライマリーウェポンはCQB向けにEOTech社製552ホログラフィックサイトとSUREFIRE社製X400レーザーコンボウェポンライトを装着した東京マルイの次世代電動ガンのHK416Dです。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲とりあえずボディーアーマーを着込む体力のある午前中は、PARACLETE社製RMV(Releasable Modular Vest)を着用。 顔面被弾恐怖症からインドアゲームでは、防弾フェイスシールドが欠かせません。 シールドは、警視庁SITや静岡県警SRPなど我が国の警察特殊部隊でも採用実績のあるPROTECH社製モデル702で、NIJ規格レベルIIIAの抗弾能力があります。 なお、午前中のプライマリーウェポンは長物ガスブロのWE G39C。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲G39Cを持つのがキツくなったとき用のKSC MP7A1。軽量なのでハンドガン感覚で扱えるのが魅力です。

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▲急遽ハンドガンを探しまくって唯一出てきた本日のセカンダリーウェポンである東京マルイM92F。ピカティニーレールを備えたハンドガンが普及する前に主流だったSUREFIRE社製のウェポンライトを装着しています。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲立体的空間での瞬間的な会敵が多く、遮蔽物を利用した戦闘の多いインドアゲームでは、アウトドアゲーム以上に誤射(味方撃ち)が発生します。 通常の両腕に装着したマーカーのみだと敵味方の識別が困難な場面が多く、無為な誤射を防ぐため視認性の高いカラーテープなどを装身具に装着することをお勧めします。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲ホテルの対面に位置する敷地にもテントが設営されおり、その奥に射場が開設されています。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲弾速測定や弾道調整に使用される射場は、海外の屋外実弾射撃場と同様の本格的な構造です。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲受付終了後、ゲームで使用する全ての銃について順次レギュレーションチェックを受けます。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

ゲームスタート(午前の部)

Game Start / AM

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲レギュレーションチェックと全体ミーティングを終え、午前10時にはいよいよゲーム開始です。

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▲出会い頭での銃撃戦など、アウトドアゲームに比べて交戦距離の短いインドアゲームでは、制圧力の高いフルオートはマンネリ化の原因となる膠着状態を生み出しやすく、さらに予期しない事故の危険性も増します。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲本日のゲームでは原則フルオート禁止のルールが適用され、セミオートのみ使用できます。 ガスガンだけでの参加で戦力的に少し不安だったのですが、フルオート禁止のためガスガンだけでも十分楽しめました。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲通常のフラッグ戦だけでなく、攻防戦や陣地防衛戦、メディックルールの適用など多彩なゲームを実施。 スタッフの方々のゲーム進行運営が終始的確かつスムーズで、ダラけた感じが一切なかったのが好印象でした。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲各所で激しい戦闘が展開されます。ゲーム中の様子は、動画をご覧ください。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)


日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

昼食

Lunchtime

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲午後0時で午前のゲームは終了。1時間の休憩時間です。事前申込みの際に500円追加で昼食を希望すれば、特製カレーを食べられます。 ご飯とルーが残れば、おかわり自由だったので、2杯目を頂きました。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲避暑地といえ、隣接の上越市では最高気温34度を記録する真夏の日中。全身から汗が吹き出し、戦闘服はビショビショです・・・。 体力の消耗した午後の部ではRMVを脱ぎ捨て、メッシュ生地で快適なEAGLE社製TAC-V1に換装。銃も軽量なKSC MP7A1に変更しました。 なお、腰回りも同じくEAGLE社製のデューティーベルトに、警視庁SATでも採用実績のあるウェポンライトに対応した特注仕様のSAS Mark IIIサイホルスター、SASマガジンダンプポーチを装着。 戦闘服は、5.11 Tactical社製のHRTシャツとHRTパンツです。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲チェミー隊員もアーマーを脱ぎ、BLACKHAWK社製のオメガタクティカルベストに換装。 休憩時間中はフィールド内を自由に探索可能なので記念撮影をしたり、有志を募ればミニゲームをすることもできます。

日本警察特殊部隊愛好会(JP-SWAT)

ゲームスタート(午後の部)

Game Start / PM

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲午後1時から午後のゲーム開始。満腹で動きが鈍いため、最初のゲームは軽めにいきます。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲広大なフィールドの進行経路は無数のため、多数の交戦ポイントがあり、多様なゲーム展開が楽しめます。

2016年8月16日 新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会

▲午前の部、昼休憩、午後の部が続き、午後4時半には全ゲーム終了。 あっという間の1日で、まるで映画の中に迷い込んだかのような非日常感覚が体験できる素晴らしいフィールドでした。 また、サバゲーフィールドとしてだけでなく、ミリコス的観点からも良質な撮影ポインが多数ありました。 多くのゲーマーから末永く愛されるフィールドとして、今後の益々の発展を願っております。それでは!


なお、フィールドの施設概要は、別ページ新潟妙高インドアCQBフィールド“ICF SVG”平日定例会(フィールド探索編)にて紹介しております。

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