装備資機材アイウェア>ボレー X500 タクティカル ゴーグル

bolle X500 Tactical Goggle

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

ボレー

bolle

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル 欧州のフランスで1888年に設立された“bolle(ボレー)”は、世界的な販売シェアを誇る老舗の各種アイウェアの製造・販売メーカーだ。 ゴーグルやサングラスなどの各種アイウェアをはじめとして、主にスポーツユーザー を対象とした同社の製品は、 独自研究によって開発された軽量で堅牢なフレーム、 眼球に有害な影響を与える紫外線カット技術の応用や鮮明な視野確保に必須であるアンチフォグ(曇り止め)を追求した高性能レンズの採用など、 他社の追随を 許さない品質の高さによって世界各国のトップアスリートに愛用されている。 また、1960年代からはスキーヤーを対象としたゴーグルの生産にも着手しており、スキーヤーやボーダー、サイクリストなど、 アイウェアを必要とする各種スポーツシーンやアウトドアシーンにおいても対象ユーザーを漸次拡大し、 そのネームバリューを不動のものとしている。 元来スポーツユーザーを対象とした高性能アイウェアを製造していた同社だが、その高機能性に着目したのは本来想定していたアスリートに止まらず、 官給品のアイウェアに満足していなかったミリタリーユーザーや警察SWATをはじめとした各種法執行関係機関所属のタクティカルユーザーにまでも高い評価を得たのである。 そして1990年代以降、同社は軍・警察所属のタクティカルユーザーを対象としたタクティカルゴーグルの製造にも本格的に着手、 後にタクティカルゴーグル の代名詞ともいえるスタンダードモデル“X500”や“X800”など秀逸たる機能性を備えた高性能ゴーグルの販売によって、 警察SWATや米軍をはじめとしたタクティカルオペレーターの絶対的な信用を勝ち得るに至る。 高性能の最新装備を要求する欧米のタクティカルマーケットにおいて、圧倒的なブランドロイヤリティを誇示した同社のアイウェアは、 当然のことながら欧米に倣う世界各国の軍・警察所属の特殊部隊などにも採用され、 我が国においても対ゲリラコマンドを主眼とした各種自衛隊の市街地戦闘訓練、警察隷下にある銃器対策部隊、 海上保安庁所属の対テロ特殊部隊である特殊警備隊“SST:Special Security Team”などで同社のタクティカルゴーグルの使用が確認されている。

ボレー X500 タクティカル ゴーグル

bolle X500 Tactical Goggle

フランスの大手アイウェアメーカーであるbolle(ボレー)社製“X500”タクティカル・ゴーグルは、現代のタクティカル・ゴーグルを代表する製品のひとつだ。 タクティカル・ゴーグルの黎明期にあり、タクティカルユースの要求を満たす専用ゴーグルが市場に殆ど存在していなかった1990年代、 同社が長年に亘り培ったアスリート向けの高品質ゴーグルの製造技術を応用して設計されたX500は、 現代のタクティカル・ゴーグルに必要とされる高い機能性を備えた先駆的なモデルだ。 広い視野角を確保し、視認性の高い大型のワイドレンズは、耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂製の高強度クリアレンズで、 2枚のレンズ間に空気層を設けた2重構造のサーマルレンズを採用し、さらにレンズ内側に施された防曇加工とゴーグルフレーム上下に設けられた大型の通気孔によって、 湿度の高い極端な環境下においても常に良好な視界を着用者に提供する。 また、レンズはUVカット100%(400NM)の性能を誇り、太陽光線から発せられる有害な紫外線から眼球を保護する。 X500の特筆すべき点は、メガネ着用者の使用を予め想定していることだ。 メガネの柄が接するスポンジ部分には切り込みが設けられており、 幅広のワイドレンズも相まって大型のメガネを着用したままでも問題なくゴーグルを使用できる。 市街地戦闘やCQB(近接戦闘)などの状況下において優れた防護性能や防曇性能を誇るなど、 現代のタクティカル・ゴーグルに要求される基本性能を満たしたX500は、 販売開始から長年に亘って世界各国の軍・警察・法執行関係機関所属の幅広いタクティカル・ユースにおいて採用されている。

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

▲顔面の密着するフェイススポンジは非常に厚みがあり、クッション性が高い。 スポンジ面には“X500”と“bolle”のエンボス加工が施されている。 ゴーグルフレームの上下にはスポンジカバーの下に大型の通気孔が複数設けられており、ゴーグル内部の空気循環能力に優れた構造で、防曇能力に優れている。 ゴーグルフレームは軽量で耐衝撃性に優れたPVC(ポリ塩化ビニル)樹脂製だ。

▲ガラスより20倍割れ難い1.5mm厚のポリカーボネート製の高強度クリアレンズは耐衝撃性に優れ、 2枚のレンズ間に空気層を設けた2重構造のサーマルレンズのため、防曇性に優れている。 100%のUVカット加工に加え、外側には傷の付き難いスクラッチ・レジスタント加工、内側には防曇加工が施されており、 極端な状況下でも良好な視野を確保できる。 予備レンズへの交換も容易な構造だ。

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

▲伸縮性に優れた45mm幅ナイロン製のヘッドストラップは、長さ約72cmまで任意にサイズ調整可能であり、全長比率160%の拡張性を有しているため大型のバリスティック・ヘルメットなどとも併用可能である。 X500はメガネ着用者の使用を予め想定したモデルで、メガネの柄が接するスポンジ部分には切り込みが設けられており、 幅広のワイドレンズも相まって大型のメガネを着用したままでも問題なくゴーグルを使用できる。

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

▲標準で付属する“bolle”のホワイトロゴが施されたナイロンケース。傷の付きやすいゴーグルを運搬・保管するのに必須のアイテムだ。

bolle(ボレー) X500 タクティカル・ゴーグル

▲1990年代後半、5.56x45mm NATO弾に準拠したH&K社製HK53A2アサルト・カービンを携行する米国カリフォルニア州サンフランシスコ市警察(SFPD)所属SWATチーム(Tactical Unit)のタクティカル・オペレーター。 HK53A2には光学照準器としてTrijicon社製リフレックス・サイト、イルミネーターとしてLaser Products(現SUREFIRE)社製M628ウェポン・ライトを装着し、 頭部にはバリスティック・フェイス・シールドの装着に対応したRBR社製F6コンバット・バリスティック・ヘルメットに加え、アイウェアとしてbolle社製X500タクティカル・ゴーグルを着用している。 タクティカル・ゴーグルの黎明期にあった1990年代、タクティカル・ゴーグルに必要とされる高い機能性とユーザビリティを備えて発売されたX500は、 長年にわたって世界各国の対テロ特殊部隊や警察SWATなど幅広いタクティカル・ユースにおいて採用された実績があり、タクティカル・ゴーグルの代名詞的な製品と言っても過言ではない。 X500を含む同社のタクティカル・ゴーグルは、我が国においても自衛隊の市街地戦闘訓練、各都道府県警察所属の銃器対策部隊や特殊急襲部隊(SAT)、 海上保安庁所属の特殊警備隊(SST)など幅広い機関において運用が確認されている。