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Rothco Tactical Operator Cap

Rothco(ロスコ)タクティカル オペレーター キャップ

ロスコ

Rothco

1953年、米国ニューヨーク州ニューヨーク市のマンハッタンの小さなロフトを拠点にして、ミルトン・サムバーグとハワード・サムバーグによって設立された“Rothco(ロスコ)”は、 第二次世界大戦の終結と共に米軍から大量に放出されたミリタリー・サープラス品及びアウトドア用品の小売業者としてビジネスを開始した。 その後、同社は終戦の経過と共に市場への軍放出品が減少したのを契機として、これらの軍用被服の自社工場での生産を開始し、単なる小売業者から製品の供給源である生産者に転換した。 設立当初は家族経営で開始した同社のビジネスであるが、設立から60年以上が経過した今日では、世界各国に1万以上のディーラーを擁し、 ミリタリー、タクティカル、サバイバル、アウトドア用品の世界的な大手サプライヤーとして成長した。 同社は主要市場として、ミリタリー、タクティカル、パブリック・セーフティ、サバイバル、アウトドア、キャンプ、MilSim(エアソフト及びペイントボール)、ユニフォーム、 ワーク・ウェア、プローモーション及び広告、ギフト、玩具を対象とし、世界各国の軍事市場及び民間市場へ製品を供給している。

ロスコ タクティカル・オペレーター・キャップ

Rothco Tactical Operator Cap

米国の大手ミリタリー・サプライヤーである“Rothco(ロスコ)”社製の“タクティカル・オペレーター・キャップ”は、 クラシックな野球帽スタイルをベースにしたタクティカル・キャップである。 タクティカル・オペレーター向けのタクティカル・キャップとして、前頭部、後頭部、頭頂部の3箇所にパッチ貼付用のパッチ・ループ(面ファスナー)を備えているのが最大の特徴だ。 本体の材質はポリエステル(64%)と破けにくいリップストップ加工の施されたコットン(35%)が採用されている。 帽体はフリーサイズのため、後頭部のアジャスタブル・ストラップとプラスチック・バックルによって細かなサイズ調整を行うことが可能だ。 カラーは、ブラック、ネービー、カーキ、コヨーテ・ブラウン、デザート・デジタル・カモ、スカイ・ブルー・デジタル・カモ、サブデュード・アーバン・デジタル・カモ、 ウッドランド、ウッドランド・デジタル・カモ、OD(オリーブ・ドラブ)、ACUデジタル・カモ、マルチカモ、シティ・デジタル・カモ、ミッドナイト・デジタル・カモ、トータル・テレイン・カモの15種類がラインアップされている。

Rothco(ロスコ)タクティカル オペレーター キャップ

▲IDパッチやフラグ・パッチに対応した前頭部の大型パッチ・ループに加え、後頭部にはネーム・パッチなどに対応した横長のパッチ・ループ、 頭頂部にはIR(赤外線)マーカー用のパッチ・ループが設けられており、各種パッチを貼付・顕示することができる。

Rothco(ロスコ)タクティカル オペレーター キャップ

Rothco(ロスコ)タクティカル オペレーター キャップ

▲タクティカル・オペレーター・キャップを着用したFBI(連邦捜査局)地方支局に所属しているSWATチームのオペレーター。 FBI SWATチームで採用実績のあるDIAMONDBACK TACTICAL(ダイアモンドバック・タクティカル)社製のタクティカル・アーマー・ベストを着用し、 キャップの前頭部に設けられたパッチ・ループには、欧米の法執行関係者のエンブレムのひとつであるシン・ブルー・ライン(Thin Blue Line)の意匠の入った星条旗パッチを貼付している。 なお、シン・ブルー・ラインの意匠は中心の青いラインが“ロー・エンフォースメント(法執行)”、その上下にある黒いラインが“公共(一般市民)”と“犯罪者”を表し、 犯罪者による無秩序な暴力と一般市民(犯罪被害者)の中間に立ちながら両者を分け隔て、公共の秩序を維持するという法執行関係機関の立場と責務を意味している。 このシン・ブルー・ライン・エンブレムは、1976年に米国テキサス州ダラスで発生した警察官射殺事件を題材にして、1988年に米国で制作されたドキュメンタリー映画(The Thin Blue Line )を起源にしている。 元々はイギリスを中心に広まったエンブレムだが、現在では米国及びカナダをはじめとした法執行関係者のコミュニティでも認知度を高め、 警察官などの法執行関係者だけでなく、その家族や警察活動などを支持する市民サポーターの間でも友情や殉職警察官に対する追悼の意を示すエンブレムとして普及している。

Rothco(ロスコ)タクティカル オペレーター キャップ