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FPC Ballistic Face Mask(3/4 Face Size)

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

フォートレス・パシフィック・コーポレーション

Fortress Pacific Corporation

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ) 1990年、中華民国(台湾)の首都である台北市において、現場で直面する様々な脅威から警察官をはじめとした法執行関係者を防護するため、“人命の尊重”をモットーとして設立されたFPC(Fortress Pacific Corporation)は、今日では同国を代表する国際的な防弾装具メーカーに成長した。

同社はバリスティック・ベスト、バリスティック・ヘルメット、ハード・アーマー・パネル、バリスティック・シールドをはじめとした各種防弾装具、爆弾処理用の防爆ブランケット、 ライオット・ベスト、ライオット・ヘルメット、ライオット・シールド、ガス・マスクなどの各種暴動鎮圧装具、 その他パーソナル・セキュリティー製品の開発・製造を主力事業としており、 警察をはじめとした各種法執行関係機関、軍事組織、民間警備会社などを対象に製品を供給している。

最新の弾道工学と抗弾素材を用いた同社の製品は、全て米国の国立司法省研究所(NIJ)が定めた国際的に最も標準的な抗弾素材のテスト・プロトコルに準拠しており、 実際に中華民国警察や中華民国国軍の特殊部隊などにも採用されているほか、我が国をはじめとした世界22ヵ国以上に輸出され、官民問わず幅広い組織で運用されている。

我が国では防犯用品販売事業の国内最大手であり、官公庁や地方自治体に対しても各種防弾装具の納入を行う“アーマー・ジャパン・グループ”がFPCの国内正規総代理店を担っている。 同社が輸入販売する軍用ライフル弾対応(NIJ規格レベルIII)の携行式バリスティック・シールドをはじめとしたFPC製防弾装具は、2000年代後半ころから継続的に各都道府県警察本部へ納入され、警備部機動隊に所属する銃器対策部隊や特殊急襲部隊(SAT)などで実際に運用されている。

バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

Ballistic Face Mask(3/4 Face Size)

中華民国の主要防弾装具メーカーであるFPC(Fortress Pacific Corporation)が製造する“バリスティック・フェイス・マスク(製品番号 FP 302)”。 バリスティック・フェイス・マスクは、CQB(近接戦闘)オペレーションを専門とする対テロ特殊部隊や警察SWATチーム向けにデザインされた顔面に着用するマスク型のフェイス・アーマーであり、高初速のライフル弾や貫徹能力の高いAP(アーマー・ピアッシング)弾をはじめとした特殊弾薬を除き、FMJ(フル・メタル・ジャケット)弾など通常の拳銃弾に対する一定の抗弾能力を備えている。 同社のバリスティック・フェイス・マスクには、抗弾能力別に米国NIJ規格レベルII及びレベルIIIAに準拠した2種類に加え、 面体のサイズも顔面と前頭部を防護したフル・フェイス型、バリスティック・ヘルメットの着用を前提として前頭部がカットされた3/4フェイス型(本品)の2種類が存在する。 同社のバリスティック・フェイス・マスクは、実際に中華民国国軍の特殊部隊などにおいて採用実績があり、 主に人質救出作戦をはじめとした対テロ作戦での顔面防護に用いられる。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲面体は高強度アラミド繊維系の抗弾素材で造形され、重量は約600gと軽量だ。面体形状も着用時の快適性や機動性を損なわないよう人間工学に基づいたデザインを採用している。 また、抗弾性能は米国の国立司法省研究所(NIJ)が定めた抗弾素材の標準的なテスト・プロトコルである“NIJ-STD-0108.01”に準拠しており、抗弾性能別にNIJ規格レベルII及びレベルIIIAの2種類が用意されている。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲面体のサイズは、顔面と前頭部を防護したフル・フェイス型、バリスティック・ヘルメットの着用を前提として前頭部がカットされた3/4フェイス型(本品)の2種類が存在する。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲後頭部には一般的なガス・マスクと類似した伸縮性のある6本のアジャスタブル・エラスティック・ストラップが設けられており、装面は容易ながら、激しい動きでも面体が動揺することはない。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲野戦での使用を想定していないため、面体のカラーはCQBオペレーション向けに光の反射を抑えたフラット・ブラックのみだ。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲顔面が接する防弾面の内側には、着弾の衝撃を緩和する衝撃吸収材として、EVA(エチレン酢酸ビニルコポリマー)フォーム・パッドが額及び頬の3箇所に設けられている。 また、内側のデザインは、呼吸や会話に支障をきたさないように考慮されている。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲FPC製バリスティック・フェイス・マスクを着用した2010年代前半の西側警察系特殊部隊所属のオペレーター。 バリスティック・ヘルメットに加え、バリスティック・フェイス・マスクを併用することで、無防備な顔面を弾丸の脅威から防護することが可能だ。 頭部には、2000年代後半ころから世界各国の特殊部隊で採用されている米国Ops-Core(オプス・コア)社製“FAST バリスティック・ハイ・カット (XP)”ヘルメットを着用し、 コミュニケーション・ツールとして、PELTOR(3M Peltor Communication Solutions)社製の第三世代COMTAC(コムタック)シリーズ“SWAT-TAC III ACH”を装着している。 ボディー・アーマー・ベストには、米国の大手タクティカル・ギア・メーカーであるLBT(London Bridge Trading)社製“6094DT”モジュラー・ラージ・プレート・キャリアーを着用し、 アリゲーター・クリップを介して胸部に装着されているのは、米国の戦術通信機器大手のAtlantic Signal(アトランティック・シグナル)社製“COMBAT”シリーズPTTスイッチ・ユニットだ。 タクティカル・グローブは、米国の大手グローブ・メーカーであるMECHANIX WEAR(メカニックス・ウェア)社製の標準モデル“The Original Covert”であり、 繊細なトリガー・フィーリングに必須となる素肌に近いフィット感と高い保護性能を両立しているのが特徴である。 また、プライマリー・ウェポンとして携行している4.6x30mm小口径高速弾準拠のH&K社製“MP7A1”サブ・マシンガンには、 Wilcox(ウィルコックス)社製“Aimpoint Comp-M”マウントを介して近接射撃向け光学照準器であるAimpoint(エイムポイント)社製“COMP M3”ドット・サイト、 さらに側面のレール・システムには、高輝度LEDとレーザー照準器を備えたSUREFIRE(シュアファイア)社製“X400”ウェポン・ライトを装着している。

FPC(フォートレス・パシフィック・コーポレーション)バリスティック・フェイス・マスク(3/4 フェイス・サイズ)

▲Ops-Core(オプス・コア)社製“FAST バリスティック・ハイ・カット (XP)”ヘルメットの前頭部に設けられたVAS(Visual Augmentation System)シュラウドには、 暗視装置(NVD)を運用するための専用マウント・システムであるWilcox(ウィルコックス)社製“L4 G24 マウント”が装着されている。 本体には航空宇宙分野に用いられる軽量かつ高強度なアルミニウム合金が用いられ、突起を抑えたロー・プロファイル・デザインの採用により、従来のマウント・システムよりも小型・軽量なのが特徴だ。