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RABINTEX RBH 303S Helmet with Ballistic Face Shield

RABINTEX(ラビンテックス)RBH 303S バリスティック ヘルメット / バリスティック フェイス シールド

ラビンテックス

RABINTEX

RABINTEX(ラビンテックス)RBH 303S バリスティック ヘルメット / バリスティック フェイス シールド 1950年、Rabintex Industries(ラビンテックス・インダストリーズ)社は、防衛装備品メーカーとして中東パレスチナ地域の建国間もないイスラエルにおいて設立された。 同社は軍・警察・各種法執行関係機関・民間警備組織などの顧客を対象とし、ボディー・アーマー・ベストやバリスティック・ヘルメット、バリスティック・フェイス・シールド、 高初速ライフル弾対応のハード・アーマー・プレート、バリスティック・シールドをはじめとした高性能な防弾・防爆用PPE(Personal Protection Equipment:個人防護装具)の設計・製造・供給を主力事業としている。 特に軍・警察・各種法執行関係機関向けに需要の多いバリスティック・ヘルメットの生産供給量は世界最大級を誇る。 また、同社は経営傘下の子会社を通じ、既存車種に防弾ガラスや複合材料を施した装甲車両、軍・警察向け特殊車両の改造・製作事業も展開している。

同社の製品はIDF(イスラエル国防軍)や同国の各種法執行関係機関で広く採用され、さらに生産された製品の90%は世界各国に輸出供給されている。 同社は国際基準(NIJ)を満たす弾道試験が可能な独自の研究開発施設を有し、常に実戦のフィードバックを含む最先端の技術力と優れた品質管理、軍事需要に必要とされる機械化された大量生産能力を備え、 その生産能力の高さから欧米の大手防弾装具メーカーのOEM(相手先ブランド名製造)供給も行っている。 2000年代初頭に米軍に制式採用され、数社の企業が製造を請け負い米軍に大量供給されたACH(Advanced Combat Helmet:高性能戦闘用ヘルメット)の供給メーカーのひとつも同社である。 今日、同社はイスラエル最大の防衛装備品メーカーのひとつとして成長し、同社の製品は米軍やNATO加盟国をはじめとした世界各国の軍・警察・各種法執行関係機関・民間警備組織に採用されている。

RBH 303S バリスティック ヘルメット / バリスティック フェイス シールド

RBH 303S Ballistic Helmet with Ballistic Face Shield

Rabintex社は世界最大級のバリスティック・ヘルメット・メーカーとして、“RBH(Rabintex Ballistic Helmet)”という自社ブランドを展開している。 RBHシリーズには、PASGTタイプ、MICHタイプをはじめとした帽体形状の異なるモデル、特殊部隊向けに先進素材を用いた軽量化高性能モデル、帽体に孔を設けず弾道上の脆弱点を生まないボルトレス・シリーズ、 装甲戦闘車両及び軍用航空機の搭乗員向けモデルなど、用途別に様々なモデルが展開されている。 “RBH 303S”は、RBHシリーズの中で最も標準的なモデルだ。 帽体のデザインは1980年代に米軍で制式採用され、1990年代から2000年代前半にかけて軍用ヘルメットとして世界的に主流になったPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops:地上部隊個人防護システム) ヘルメットに倣っている。 後頭部から側頭部の防護範囲を広くとった古典的な帽体デザインは、MICHなどが主流となった2000年代以降の軍用ヘルメットの主流ではなくなったが、 多様な環境下において最適な防護能力を有し、最先端の高品質アラミド繊維系複合材料の採用によって、優れた抗弾性能と快適性を提供する。 帽体はアーマー・ピアッシング(徹甲弾)などの特殊弾薬を除き、 サブ・マシンガンなどから発射される高初速の9oパラベラムFMJ弾や.44マグナム弾など、 大抵の拳銃弾の貫徹を防ぐNIJ規格レベルIIIAの抗弾能力を有している。 通信機器類との併用を考慮して防護面積を削った先進的デザインの軍用ヘルメットが先進各国の主流となった2010年代後半においても、 古典的なPASGTデザインのバリスティック・ヘルメットは警察特殊部隊や各種法執行関係機関を中心に一定の需要があり、 モデル名を“RBH 303 Classic(クラシック)”と改称して製造が継続され、世界各国の軍・警察・各種法執行関係機関向けに供給されている。

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▲一定の抗弾能力を有するフリップアップ式のバリスティック・フェイス・シールドを下した状態。顔面から首筋にかけて広い面積を覆う湾曲を描いたデザインで、飛来する弾丸の脅威から無防備な頭部を防護する。

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▲粘弾性が高く、ガラスの約250倍の耐衝撃性を有するポリカーボネート合成樹脂に加え、性質の異なるアクリル有機ガラスを積層加工した20mm厚のバリスティック・フェイス・シールドは、 帽体と同じくNIJ規格レベルIIIAの抗弾能力を備えている。

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▲フリップアップ式のバリスティック・フェイス・シールドは、帽体側面の接続部に設けられた金具を操作することでシールドを支えるステーの固定用ロックの解除が可能であり、 任意に3段階(下段・中段・上段)の位置で保持できる。

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▲バリスティック・フェイス・シールドを下段の位置で保持した状態。

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▲バリスティック・フェイス・シールドを中段の位置で保持した状態。

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▲バリスティック・フェイス・シールドを上段の位置で保持した状態。

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▲着脱式のバリスティック・フェイス・シールドを取り外した状態。 帽体の基本的なデザインは1980年代から米軍で主流になったPASGT(Personnel Armor System for Ground Troops)ヘルメットに倣っており、後頭部から側頭部にかけて防護面積を大きくとっているのが特徴だ。 このデザインは防護能力に重きを置く警察SWATチームをはじめとした法執行関係機関にも好まれた。 本体重量はMサイズで約1,350gであり、同サイズの軍用PASGTヘルメットよりも抗弾能力を上回りながらも軽量である。 なお、本モデルは米国の国立司法省が装備調達基準として定めた国立司法省研究所(NIJ : National Institute of Justice)のテスト・プロトコル (抗弾素材の性能について定めた“NIJ Standard 0108.01”、バリスティック・ヘルメットの性能について定めた“NIJ Standard 0106.01”)に準拠しており、 アーマー・ピアッシング(徹甲弾)などの特殊弾薬を除き、サブ・マシンガンなどから発射される高初速の9oパラベラムFMJ弾や.44マグナム弾など、大抵の拳銃弾の貫徹を阻止可能なNIJ規格レベルIIIAの抗弾性能を有している。

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▲安定性と快適性に優れた3ポイント・アジャスタブル・サスペンション・システムは、着用者に合わせて各部の微調整が可能だ。 3点支持方式のため、NVD(暗視装置)やバリスティック・フェイス・シールドなどの重量物を装着しても高い安定性を発揮する。 顎が接するチン・ハーネスには、当時主流であったRBR社製のヘルメットと同様の柔らかい樹脂製のフレキシブル・チンカップが設けられている。

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▲チン・ハーネスの着脱操作は右頬部分に設けられた樹脂製ファステックスを用いて片手のみで行える。 この着脱方式では固定用のファステックスが干渉してチン・ハーネスからチン・カップの取り外しが困難であり、ヘルメットとガス・マスクを併用する際や破損したチン・カップの交換等に支障が生じる。 このため、同社では顧客の要望に応じ、パイル・アンド・フック(面ファスナー)とスナップ・ボタンの2種類の固定方法を用い、 必要に応じて容易にチン・カップを取り外し可能な仕様のチン・ハーネスも選択可能だ。 同モデルのOEM(相手先ブランド名製造)生産品である米国PROTECH Armored Products(プロテック・アーマード・プロダクツ)社製“Model 775 Delta 3”では、 ファステックス仕様のチン・ハーネスに加え、取り外し可能なチン・ハーネスも採用している。

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▲固定用のファステックスが皮膚に接して不快感を与えないよう右頬部分には革製の生地が設けられている。

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▲バリスティック・フェイス・シールド固定用の金属製ステーと帽体の接続部分。 ステーの中心部分に設けられた左側の円柱金具が支点となる接続部分で、その右側の円柱金具はシールドの開閉角度を調整する役割を担う。 開閉角度調整用の金具を指先で引き上げることで固定用のロックが解除され、シールドを上下作動させることができ、3段階(下段・中段・上段)の位置にシールドを固定させることが可能だ。 同様に支点となる接続部分の金具を引き上げることで、工具を用いず容易にシールド・アッセンブリーを取り外すことができる。

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▲帽体から取り外されたシールド・アッセンブリー。シールド重量は約1,380gだ。

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▲帽体のカラーはブラック、オリーブ・グリーンの2種類が標準で用意されているが、大量発注などの場合は顧客の要望に応じて任意のカラーを指定することも可能だ。 また、帽体のサイズはS(重量1,300g)、M(重量1,350g)、L(重量1,400g)、XL(重量1,450g)の4種類が存在する。 なお、オプションのアクセサリーとして専用キャリング・バッグ、暴動鎮圧作戦用ライオット・フェイス・シールド、 うなじ部分を砲弾や爆発物の破片から防護する対破片防御用ネック・プロテクターなども用意されている。

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▲ハーネスには、安定性能と快適性に優れた3ポイント・アジャスタブル・サスペンション・システムを備え、 前頭部と後頭部が接する箇所には着弾時の衝撃を吸収する柔らかいショック・アブソービング・フォームパッドが設けられている。 また、頭頂部には衝撃緩和に加え、空気循環の空間を設けるためのスポンジ製パッドが設けられているため、長時間の着用でも快適性を損なわない。

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▲帽体内側に貼付された製品ラベル。メーカー名(“RABINTEX”)と“RBH 303S”の型番表記、帽体サイズ、抗弾性能(NIJ規格レベルIIIA)、シリアル・ナンバー、ロット・ナンバー、製造年月日(2005年3月製造)が記載されている。 なお、同社では製造後の抗弾性能について帽体は5年間、インナー・サスペンション・システムについては2年間の製品保証を行っている。

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▲“RBH 303S”を着用した2000年代中盤の西側諸国警察系特殊部隊所属のタクティカル・オペレター。 ボディー・アーマー・ベストとして米国の主要防弾装具メーカーであるPoint Blank Body Armor(ポイント・ブランク・ボディー・アーマー)社製“S.P.I.D.E.R Tactical Vest”を着用している。 同ベストは同時期の米国カリフォルニア州ロサンゼルス市警察(LAPD)所属SWATチームでも運用され、 面ファスナーを用いた独自の着脱方式であるモジュラー・グリッド・システムの採用により、マグ・ポーチやユーティリティ・ポーチをはじめとした各種ポーチをベスト前後面の任意の位置に固定可能だ。 ベスト内部にはアーマー・ピアッシング(徹甲弾)などの特殊弾薬を除く大抵の拳銃弾の貫徹を防ぐNIJ規格レベルIIIAのソフト・アーマー・パネルを内蔵し、さらに前後面にはプレート・ポケットが設けられているため、 必要に応じて高初速ライフル弾に対応したハード・アーマー・プレートを挿入できる。

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▲タクティカル・ヘッドセットとして米国の主要戦術通信機器メーカーのひとつであるTCI(Tactical Command Industries)社製“Spec-Ops II Bone Conduction Headset(SOBC II)”を着用している。 同モデルは骨伝導(ボーン・コンダクション)方式を採用した特殊作戦向けタクティカル・ヘッドセットだ。 警察SWATチームなどの特殊部隊で用いられてきた従来の一般的なコミュニケーション・システムでは、 外部から受信された音声情報を外部スピーカーを通した空気伝導(気導音)で受信者(隊員)に間接的に伝搬しており、 受信者は必ず唯一の聴覚器官である外耳にスピーカー・システムやサウンド・チューブを装着するか、もしくは周囲に音声情報が筒抜けなのを承知でハンド・スピーカー・マイクなどを利用するほかなかった。 これに対して骨伝導方式のヘッドセットは、受信された音声情報を機械的に微弱振動へ変換して、その振動を頭蓋骨を通した骨導音によって鼓膜を介さず直接的に聴覚神経に伝搬する。 そのため、射撃音をはじめとした爆発音やエンジン音など、外部の騒音が著しい場合であっても骨導音による確実な音声伝達が可能となっている。 また、空気伝導を利用するスピーカー・システムとは異なり、骨伝導方式のヘッドセットは外耳周辺を完全に開放することが可能で、 活動環境における聴覚での状況把握にも支障をきたさず、さらに長時間着用時の聴覚疲労のストレス軽減にも加味する。 なお、音声受信マイクは一般的なヘッドセットと同じく、声帯振動方式のスロート・マイク・システムよりも受信音声品質が高く、信頼性に優れた外部露出タイプのフレキシブル・ブーム式マイクを採用している。 なお、ヘッドセットと携帯無線機を接続するPTTスイッチ・ユニットは、付属のアリゲーター・クリップを介してボディー・アーマー・ベストに固定している。 同モデルは2000年代に全米の警察SWATチームをはじめとした各国の軍・法執行関係機関所属のタクティカル・ユーザーに採用されていた。

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▲ボディー・アーマー・ベストの左肩部分には、専用ポーチを介して米国の主要防衛装備品メーカーであるASP(Armament Systems and Procedures)社製のタクティカル・バトン(特殊警棒) “Friction Loc Baton(フリクション・ロック・バトン) ”シリーズの“Airweight(エアウェイト) 21インチ フォーム・グリップ”モデルを収納携帯し、 ポーチのフラップを開くだけで瞬時に警棒を取り出せるようにしている。 同社の代表的製品であるフリクション・ロック・バトン・シリーズは、全米の警察や連邦捜査機関をはじめとした各種法執行関係機関、 世界各国の警備組織において長年にわたって圧倒的な採用実績を誇る特殊警棒(伸縮式警棒)だ。 同シリーズは航空機や米軍のM16シリーズなどの小火器にも用いられる7075アルミニウム合金を警棒のシャフト専用にカスタムした鋼材を採用し、 標準仕様のブラック・クロム(熱処理された4140鋼)と比較して強度損失率を僅か2%のみに抑えながら半分以下となる45%の重量であり、驚異的な軽量性と耐久性を実現している。 なお、打撃面となる最上部の1段目のシャフトのみ打撃時の速度と威力を増すためブラック・クロムを採用しており、 警棒の振りかざしから打撃までの一連動作の応答速度は、軽量なエアウェイトが一般的なスチール製警棒を上回る。 本体は突起のないロー・プロファイル・デザインが特徴で、他の装備品に干渉せず、秘匿携帯時でも目立たない。 本体重量は約250g、全長は収縮時が約20cm、伸張時が約53cmで特殊警棒としては最も標準的なサイズだ。 “エアウェイト”の製品名を冠しただけあり、同サイズのスチール製警棒と比べると圧倒的に軽いことが実感でき、 長時間の警棒携帯を余儀なくされる制服警察官や機動性が求められる警察系特殊部隊員をはじめ、法執行者にとって大きなアドバンテージとなる。 各シリーズでは伸張時の全長によって16インチ(約41cm)、21インチ(約53cm)、26インチ(約66cm)の3種類が用意され、 さらにハンドルの素材も標準的なフォーム、デュラテック、ウェーブマスターの3種類の中から組み合わせを選択可能だ。